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オリーブの花と受粉の話

2012.06.13 (Wed)

昨日はなんと、ヴェネツィアで竜巻が起こったそうで。。
トスカーナでも、雷雨と強風でした

オリーブの花が咲いたら、ブログに載せるつもりだったのに・・・
町の中にあるオリーブの木を、見に行ったところ
昨日の強風で、花は飛んでしまったようで、こんな姿・・
20120613002.jpg

20120613004.jpg

トスカーナのオリーブの木の代表品種は下記の4種類

1)フラントイオ
2)レッチーノ
3)モライオーロ
4)ペンドリーノ


花が咲いたこの時期
結実のためには、受粉が必須

花粉が風に乗って、受粉が行なわれますが
(蜂が受粉手伝いをしているのは、オリーブの場合、みたことないです)

上記の4種、自家和合性品種と自家不和合性品種があります

フラントイオは、自分で受粉(自家和合性)できますが
他の3種に関しては、自家不和合性のため、
1種では受粉できず、受粉樹を入れる必要があります

どのくらいの割合で?
というところですが
春に受けた講習では、40~50本に1本
の割合で入れるという話でした

たとえば、
1本のペンドリーノで、40本のモライオーロの面倒を見る
というような具合です

イタリア人のコミュニティサイトでの、この手の話を覗いてみたところ・・・・

質問者:39本のオリーブ所有
37本はレッチーノ、2本は受粉樹としてペンドリーノ所有
受粉樹はこのぐらいで充分かな??

回答Aさん:個人的には安全策をとって10本に1本入れたいところだ

回答Bさん:自分は50本のオリーブに1本の受粉樹でやっているけれど
毎年よく受粉されている

とこのことで、
人それぞれのようです

風で落ちてしまった上記のオリーブの花、結実したのか?しなかったのか?
よくわかりません、今度、また同じ木を見に行ってきます


オリーブの花は、香りが殆どありません

この時期、町中で、ジャスミンの花が満開!、
どこへいっても、強いジャスミンの花の匂い、かなりきついです。。
家の中まで風に流れて、においが入ってきます

タグ : オリーブ自家和合性自家不和合性

14:51  |  オリーブオイル情報  |  Trackback(0)  |  Comment(2)

Comment

けいこちゃん

数日前に生産者さんと会うことがあり、風で花が散ってしまっていたと話をしたら、笑われました・・・心配することはないと。風があろうと無かろうと、花→結実まで行く割合は3~5%だそうです。。一粒のオリーブの実の貴重さが、わかります。
utako |  2012.06.17(日) 10:04 | URL |  【編集】

オリーブ

育てるのって結構大変なのね!!
けいこちゃん |  2012.06.16(土) 12:03 | URL |  【編集】

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