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城へ帰る

2010.03.21 (Sun)

この写真は300年農家の近くにあるヴァレンツァーノ城
カステッロ

この地域ではその昔、このお城(大地主)に収めるための小作農家がたくさん存在
カルビ一家(300年農家)も城主に仕え、先祖代々、動物を育て、作物を作っていました

300年農家のおじいちゃん(サバティーノ)も、
このお城に仕える一人として生まれ、
おばあちゃん(サバティーナ)と知り合ったのもこのお城の中
(サバティーナは、城のお姫様に直接、仕えていた人です)
城主に結婚を許された二人は、6人の子供をつくります
子供たちもここのお城と共に育ちます
お城は一つの小世界であり、昔はたいそうにぎわっていたそうです

時代は流れ、城主一族が崩壊(少しの末裔は残っているそうです)、
おじいちゃんは参戦、そして無事帰還
先祖が始めた農家を家族と共に続けます

ヴァレンツァーノ城はその後、手広く商売をするあるイタリア人が買い取り
その環境で育った人たちでさえ、簡単に近寄ることができない存在となりました

2010年3月18日夜
サバティーノおじいちゃんが老衰にてご逝去、享年91歳でした

3月20日 孫の一人がお城の持ち主に、城内の教会でお葬式をさせてくれないかと
頼、ワンマン経営のいわゆるわからずやの城主が許可をしました
(といってもお城の教会部分は、町の財産)
ずっと近づくことのなかった生まれ育ったお城へ、おじいちゃんが帰った日であります

お葬式前の、サボじいちゃんの顔を見てきました
穏やかで苦しむことなく火が消えるように亡くなった様子が伝わってきました
とっても明るくて、おしゃべり好きで、女性の手を握るのが好きで
歳をとるごとに甘いものが好きだった、
ワインにさえ、小さじ3杯の砂糖を加えていたサボじいちゃん・・
寂しくなります。

生前、おじいちゃんと接した方もたくさんいらっしゃいましたので、
こうして、サボおじいちゃんが亡くなった事をお知らせさせていただきます(合掌)
08:58  |  300年の伝統農家  |  Trackback(0)  |  Comment(4)
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